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国史の友 ver0.90 説明書
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1997-12-07
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7KB
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71 lines
国史の友 ver0.90 説明書
【概要】
これは和暦の年から相当する西暦の年を計算するソフトです。なお、付録として、逆に西暦の年から相当する和暦の年を概算する機能もつけました。
(表示される年はおおよその値です。日付その他によって1年程度の誤差があり得ますのであらかじめご了承下さい。特定の日付の正確な西暦または和暦を知りたい方はしかるべき参考文献を調べて下さい。)
【使用条件】
このソフトを使用される方は以下の点についてご了承下さい。
これはフリーウェアです。このソフトの使用によりなんらかの不都合な結果が生じた場合でもこのソフトの作者はいっさい責任を負いません。この点につき異議のある方はこのソフトを使用しないで下さい。
漢字Talk7.1以降の日本語環境のマックで使用してください。(なお、MacOS 8ではまだ動作確認していません。)
まだバグがある可能性があるので、その点あらかじめご承知おき下さい。
【使用法1】
和暦の年から相当する西暦の年を計算する場合(これがこのソフトの主機能です。この場合このソフトはメニューだけで構成されており、ウィンドウはありません。)
メニュー及びサブメニューで、和暦の年を選択して下さい。その和暦の年に相当する西暦の年がメニューバー上に表示されます。
各年号は「あかさたなはまやらわ」に分類されています。選択する際、和暦は必ず年まで選択して下さい。(例えば天正十年なら「天正」だけでなく「10」まで選択して下さい。また、元年だけの年号の場合でも必ず「元」まで選択して下さい。)年まで選択してはじめて西暦の年が計算・表示されます。西暦の年が表示される位置は、メニューバー上の、本ソフト起動時に「西暦」という文字がある部分(あとでは「?」にかわる部分)です。
(例えば天正十年ならば、「た」のメニューから「天正」を、さらに天正のサブメニューで「10」を選択して下さい。選択が完了した時点でメニューバー上に1582という西暦の年が表示されます。)
なお、次にメニューが操作されるまでは前の計算結果がメニューバー上に表示されたままになっていますが、メニューが操作されると「?」表示にかわり、さらに新たな選択・計算が完了するとその部分に新たな結果が表示されます。
表示される西暦の年はおおよその値です。日付その他によって1年程度の誤差があり得ますのであらかじめご了承下さい。このソフトが算出した西暦は、正確には「明治5年以前(明治5年を含む)については、その年号のその年が属している陰暦の年の大半が相当する西暦(ここではグレゴリオ暦)の年。明治6年以後は相当する西暦。」です。したがって、以下のような誤差を生じます。
例1)寛治8年は陰暦の12月15日に改元して嘉保元年となった。嘉保2年は西暦1095年2月14日からなので、嘉保元年の期間は実際には全て1095年であるが、嘉保元年の属する陰暦の年の大半が1094年なので、嘉保元年は本ソフトでは1094という計算結果となる。(寛治8年はもちろん1094という結果になる。嘉保2年は1095という結果になる。)
例2)慶安2年1月1日は1648年であり、慶安2年6月6日は1649年であるが、慶安2年の大半が1649年なので、本ソフトでは慶安2年は1649という計算結果になる。
このように、このソフトはあくまでもおおよその値を知るためだけのものなので、特定の日付の正確な西暦の年を知りたい方はしかるべき参考文献を調べる必要があります。また、平成は対象外です。
なお、後ろに(南)または(北)としるしてある年号はそれぞれ南北朝の南朝、北朝の年号です。また、和暦表現のうち、例えば「斉明元年」「天智3年」等については、他の通常の和暦表現と性質が異なるのでメニューに登録してありません。
【使用法2】
西暦の年から相当する和暦の年を計算する場合(これは付録の機能です。この場合、ウィンドウが出ます。)
アップルメニューから「付録...」を選んで下さい。「西暦→和暦 変換」ウィンドウが出ます。ウィンドウ左の西暦入力ボックスに変換したい西暦の年を半角数字でキーボードから入力し、次に真ん中の矢印ボタンをクリックして下さい。ウィンドウ右に、相当する和暦の年号と年が表示されます。なお、南北朝は初期設定では南朝になっていますが、計算前にラジオボタンで南朝または北朝をあらかじめ選んでおいて下さい。(南朝または北朝を選ぶといったん?表示になりますので、あらためて計算しなおして下さい。また、云うまでもないことですが、南北朝時代以外の時期においては南朝・北朝いずれがオンになっていても無関係です。南朝・北朝の年号にはそれぞれ後ろに(南)・(北)の文字が表記されます。)
この場合も、表示される和暦の年はおおよその値です。日付その他によって1年程度の誤差があり得ますのであらかじめご了承下さい。このソフトが算出した和暦の年は、正確には「1872年以前(1872年を含む)については、その西暦の年の大半が相当する陰暦の年に属する和暦の年のうち、より新しいほうの和暦の年。1873年以後については相当する年号表記(改元のあった年は1989年以外はより新しいほうの年号表記)。」です。(この定義には少し例外があります。例えば1392年の南朝の場合、南北朝合一で元中9年から途中で明徳3年に変わったので、上記の定義では明徳3年になるべきですが、本ソフトでは元中9年のままにしてあります。また、1989年はほとんどが平成元年ですが、本ソフトでは昭和64年と表示します。)したがって、以下のような誤差を生じます。
例1)1094年の大半は陰暦では寛治8年であるが、本ソフトで1094年を計算すると、実際には全て1095年である嘉保元年という結果になる。これは、1094年の大半が相当する陰暦の年に寛治8年と嘉保元年が属し、そのうち嘉保元年がより新しいため、本ソフトでは嘉保元年という結果になってしまう。
例2)1662年1月1日は寛文元年であり、1662年3月3日は寛文2年であるが、本ソフトでは1662年は寛文2年という計算結果になる。これは、1662年の大半が相当する陰暦の年に属する和暦のうちより新しいほうの和暦が寛文2年だからである。
このように、特定の日付の正確な和暦を知りたい方はしかるべき参考文献を調べる必要があります。
ウィンドウのクローズボックスをクリックすると「西暦→和暦 変換」ウィンドウが閉じますが、本ソフト自体は終了していませんので注意して下さい。(本ソフトを終了させるには「ファイル」メニューから「終了」を選んで下さい。)
【使用上の注意】
本ソフトではサブメニューを多用したために、'MENU'リソース関係で他のソフトと折り合いが悪い場合があるかもしれませんので注意して下さい。(自験例としては、本ソフトのアバウト画面とコントロールバーのポップアップメニューをあるタイミングで交互に表示するとコントロールバーから本ソフトのサブメニューの一部が誤ってポップアップしたことがありました。しかしすぐ消えてしまい、その後再現できなかったので、はっきりした問題点として示せません。しかし、おそらく何か問題がありそうなので、注意して下さい。)
このソフトはフリーウェアですが、他の人に渡す場合、必ずこの「国史の友 ver0.90 説明書」も添付して下さい。また、もし何かに転載・紹介・収録する場合には事前にメール下さい。
【あとがき】
日本史関係の論文を書いている人から、古文書を引用する際、和暦に西暦を添え書きするたびに年表をみるのが大変なので、和暦から西暦を調べる簡単なソフトを作ってくれといわれて実質10日ほどで作った粗製乱造ソフトです。ワープロソフトで作業しながらでも使いやすいように、西暦算出についてはウィンドウがないメニューだけのソフトにしました。
和暦算出機能は最初なかったのですが、アップロードするにあたり追加しました。こっちはウィンドウを使用するので、インターフェースとしては統一がとれない感じです。(西暦算出機能のルーチンとリソースをそのまま使って無理矢理計算しています。)
こういうソフトの需要がどのくらいあるのかわかりませんが、お役に立つようなら使ってやって下さい。(でも、歴史や文学関係の人はマックよりも「窓」系の方が多いかもしれませんね。)しかし、歴史について私は全く素人なので、なにか根本的な誤解をしているかもしれませんので注意して下さい。また先述のとうり、本ソフトの使用により、試験に落っこちたりレポートで赤点を取ったり学会で恥をかいたり等の損害が発生しても本ソフトの作者は一切責任を持ちませんのであらかじめご了承下さいませ。
バグ等、なにかお気づきの点がありましたら下記までメール下さい。
【製作】
PXU07123@niftyserve.or.jp 村戸政夫謹製 1997年